今回は地方公務員になるために、採用試験を受験する地方自治体の選び方についての投稿です。
初めに、そもそも地方公務員の採用試験というものはございません。
弁護士や医師みたいに地方公務員は「資格」ではないため、地方公務員になるためには、それぞれの地方自治体の採用試験に合格する必要があります。
弁護士や医師みたいに地方公務員は「資格」ではないため、地方公務員になるためには、それぞれの地方自治体の採用試験に合格する必要があります。
地方自治体の採用試験(1次試験)はA日程、B日程、C日程、独自日程の4つに分類されます。
各採用試験の概要は以下を参考にしてください。
A日程 | B日程 | C日程 | 独自日程 | |
試験日 (第一次試験) |
6月第4週の日曜日 | 7月第2週の日曜日 | 9月第3週の日曜日 | 自治体独自で設定 |
試験範囲 | ① 教養試験 ② 専門試験 ③ 論作文試験 ④ 適正検査 |
① 教養試験 ② 適正検査 その他、専門試験、論作文試験がある自治体もあるなど、自治体により差がある。 |
① 教養試験 ② 適正検査 その他、論作文試験がある自治体もあるなど、自治体により差がある。 |
教養試験はおよその自治体であるが、中には面接試験のみの自治体もあるなど、試験方法も独自性がある。 |
自治体例 | 都道府県庁 政令指定都市 県庁所在地の自治体 など大規模な自治体。 |
中核市や10万以上の人口規模の自治体 | 人口が5万人前後から町や村 など小規模な自治体 |
中核市〜小規模自治体まで様々 |
受験する自治体を選ぶときは、
始めにA日程からC日程までの3つの自治体を選び、最後に独自日程の自治体や公営組織等から受験できる自治体を選んで受験スケジュールを立てていきます。
受験する自治体を選ぶ時は、昨年の試験倍率もとても重要になります。当然ですが、試験倍率が高いほど受かりにくい採用試験となります。
昨年の採用倍率は、その自治体のホームページの採用試験ページに必ず掲載があります。
受験する自治体を選ぶと言われても、どの自治体がいつ試験日なのかわからないと思われたのではないでしょうか。
そこで参考になるサイトが、「公務員試験情報こむいん」です。
このサイトは、全国の自治体や公営組織の試験日や採用職種がまとめられてあり、とても参考になります。私も公務員試験の受験の際はかなり利用していました。
検索方法は、都道府県検索や、試験日検索ができ、詳細検索で上限年齢の設定など細かな検索もできますので、利用して受験スケジュールを立ててください。
初年度は公務員試験の傾向をつかむためにもなるべく多くの自治体の採用試験を受験すると良いと思います。また、受験生同士の意見交換や私を始め現役の公務員に相談したい場合は、ぜひ本サイトの公務員受験生の掲示板を利用ください!